5月4日は「しらすの日」だそうです。
しらす漁が全盛となる旬の時期の5月に、しらすの「し」を4と見立てて5月4日に制定されました。また「みどりの日」ということもあり、森や山からの豊富な恵みが豊饒な海をつくり、上質なしらすを育ててくれることへの感謝の意味も込められています。
しらすになる前のイワシの卵はほぼ1年中う化しているので実際には年間を通じてしらすは獲れているけど、上物のしらすが獲れる時期は3月~10月頃だそうです。
上質なしらすの条件というのは、「体が細い」、「色が白い」、「身の崩れがが少ない」などが挙げられ、春先に獲れ始めることが1つの目安になってきます。
しらすの群れは黒潮に乗って北上するのだけど、近年は黒潮の蛇行が大きくその流れの影響で日本沿岸から離れてしまい、群れが沿岸に寄りにくくなってしまいしらすが不漁傾向にあります。
海が荒れやすい時期を除けば国内のどこかでしらすは水揚げされているとはいえ、旬のものが不漁気味なのは少し寂しいです。
私はサラダの上にのせて食べています。
買うときにパッケージの「釜揚げ」「しらす干し」を確認しておかないと、やわらかいと思ったら歯ごたえがあったということになるの気をつけください。
ちなみに塩茹でしたしらすで水分量8割ほどのものを「釜揚げしらす」、干して7割程度の水分量にしたものを「しらす干し」、5割以下になったものを「ちりめんじゃこ」と呼ぶそうです。
生しらすは鮮度が落ちるのが早いため、しらす漁の盛んな地域で食べるのがいいでしょう。
では、また次回