ひとり言

支えられていることがわからないヤツはいつか苦労する

人は、誰かだったり何かに支えられて生きています。

自分ではわからないかもしれませんが、誰かにかけた言葉だったり、思いやったことが誰かの支えになっているときもあります。

私は支えられてる比率のほうがまだ大きいです。

こうしてブログを書く時間があるのも、家の大半のことを家族がやってくれているからです。

なので、1人では生きられないことはわかっていますし、支えられていることを自覚し感謝しています。

そして、次第に私が支える側に変わっていくのです。

 

仕事でもそうです。

みんなで支え、支えられて仕事をしています。

わからなければ教えるし、失敗すればフォローします。

そうして成長してくれることで、私も楽になり助けられるのです。

 

今日、うちの職場を辞めた人がいます。

あまり悪くいいたくないですけど、一言でいうなら半人前です。

とにかく動作が遅い、次の行動にうつる前に間がある、すべての動作を頭で考えてからやるといった感じ。

なので、どんどん作業が溜まっていきます。

その溜まった作業を周りがフォローして消化しますが、またすぐに溜まるんです。

彼は作業が溜まった状態で、人に任せて休憩に入るし、時間がきたら作業を残したまま退勤します。

彼の仕事は、常にみんなにフォローされないと成り立たない状態。

そんな周りに支えられてばかりの彼でしたが、2週間の猶予も持たせずに急に辞めていきました。

辞める時まで、周りのことを考えてはくれず自分本位でした。

仕事中は幽霊みたいなゆっくりな動きだったのに、私物の整理や退職届を取りにくる行動力は活発でした。

みんな、コイツちゃんと動けるじゃんと思ったのは言うまでもありません。

 

おそらく私が彼に掛けた言葉がきっかけて辞めてしまったので、責任を感じていました。

今後どうやって生きていくんだろうと、余計な心配をしたくらいです。

ですが、辞めることが決まりイヤなことから解放されたかのようにアクティブに動く彼を見て、心配して損をした気持ちになりました。

彼にとって周りがフォローしてくれたことは、周りが勝手にやった感覚なのでしょう。

人の支えを感じられないなら、この先も苦労するはず。

巷で募集されている求人で、週2日・実働4時間すらたまに休む彼に向いている仕事は無いですきっと。

ブラックな仕事ではなくて、何か自分で生み出したり、稼ぐ力を、目標を見つけて欲しいものです。

その際は、家族や周囲に支えられているから、目指せているんだと気づいてもらいたい。

彼の軽やかに立ち去るうしろ姿を眺めていたら、そう願わずにはいられません。

そして、少し羨ましいと思う気持ちがあります。

後先考えずに辞められるなら私も辞めたい。

では、また次回。