ひとり言

仕事を続けられなかったのは辛いからか、私の教え方が悪かったか。

昨日に続き、急に仕事を辞めたとある彼の話で申し訳ない。

期間を開けて彼の話はしたくないので、自分の気持ちを整理しつつ書こうと思います。

自分のことを棚に上げて偉そうに語ると、胃が痛くなります。

支えられていることがわからないヤツはいつか苦労する人は、誰かだったり何かに支えられて生きています。 自分ではわからないかもしれませんが、誰かにかけた言葉だったり、思いやったことが誰...

 

丁寧に教えてきたはずが、最終的に「厳しい」と言われた

彼が来た当初は、接客・サービス業は絶対に向いてないと思いました。

メンタルも弱そうなので、懇切丁寧に教えてきたつもりです。

私の性格上、叱るとか怒鳴る、声を荒げることはできないし無駄だと思っているので、

常に笑顔ではないですが穏やかに接しました。

彼は極度に失敗を恐れるので、新しいことを覚えてもらうたび、時間と根気が必要でした。

たとえ失敗しても、大丈夫だよとフォローをして、少し過保護なくらいです。

2年くらいかけてゆっくり成長しましたが、ある一定のところで伸び悩みました。

彼にあの手この手、いろいろな話を伝わるようにアドバイスし続けた結果、

厳しいことを言われたので」と辞める理由の1つにされたんです。

 

上から目線だった?

正直なところ、ショックでした。

私だって優秀ではないし、できないことの「辛さ」や「もどかしさ」はわかっています。

わかっているはずでしたが、彼にはより細心の注意を払わないといけなかったのかもしれません。

彼は話すのが遅く「どもり」ます。

できる限り話を聞くように気をつけたつもりですけど、私からの話が多くなったのでしょう。

その上で「こうするといいよ」と教えてあげたり話をするのは、

教えてもらう側には強制に聞こえ、彼にとって上から目線だと感じたのかも。

週2日しかこない彼に、少しずつ散歩してみようとか、体を徐々に動かしてみたら?

というのはダメだったのかな・・・5日休みあるんだよ・・・

 

できないまま、放っておくわけにもいかない

彼なりに一生懸命やっていたつもりでしょうけど、仕事のしわ寄せが周囲によります。

各々、抱えている仕事もあるので、これからもずっと彼の残す作業をフォローするのは困ります。

なので、いつまでもそのままというわけにはいかず、変わってもらいたい。

彼に変わってほしいけど、やる気よりその場しのぎの無気力感が強かったです。

時間がきたら「帰ります」とつぶやいて作業を残して帰る彼を見るたび、やる気がないなぁと思っていました。

どうせ自分には無理だからと自己否定し、だから周りに任せたほうが早いと思っている部分も見て取れます。

お金が発生しませんので、終わらせて帰れとは言いません。

ですが、みんな「時間内に終わらせていること」であるのは、頭に入れて欲しかったです。

 

最後に

もう少し何か方法があったのでは、教えることを焦ったかなと、反省や申し訳ないところもあります。

まず褒めて、何かしたらお礼を言ったりしてかなり気を使いましたけど、彼の自己肯定感には至らなかったかも。

私の彼に対する要求が高くなり始め、教えることが全て上から目線に感じたのでしょう。

今後、誰かを教えるときは、この経験を活かせればと思います。

 

彼がこれを見たら、そうじゃないんだと否定したい部分もきっとあるでしょう。

ですが、何を言い訳しても仕事ですから、結果や周りと同じくらいの作業が求められます。

なので、かなり危うい位置にいたんですよ。

 

もしかしたらという部分もありますが、本人がそう判断してない以上はちょっと虚弱な普通の子として見ていました。

優しさではないと思います、診てもらったら?と言うところまで踏み込めませんでした。

それこそ余計なお世話でしょうから、自分や家族で判断してもらいたいです。

その中でも、彼の中で合わないと思っている仕事を2年(3年?)もよくやったと思います。

辛いから、向いてなかったと決断し辞めるのは悪いことじゃないです。

 

ただ、辞めると言った後のテキパキとした行動力と、立ち去るときの軽やかな足取りを見ると、

なんだかなぁ~~~

動けるじゃんと、悶々として悩むのです。

では、また次回。