扇風機なんて風が来さえすればいいのだから安物で十分。
以前は私も同様の考えでしたが、去年母の部屋に置かれたDCモーターの静音性を目の当たりにし、私の使っていた安物の扇風機って実は超うるさかったんだと気づきました。
今までの扇風機を付けると、テレビや動画サイトの音量をいちいと上げないと聞こえにくくなってしまうのはちょっと煩わしい。
去年買い替えたエアコンと併用して扇風機も使いたかったけど、音の大きさが気になり使いづらくなったんです。
それなら今年は扇風機を買おうと、春頃からずっと何を買ったらいいか悩んでいましたが、ようやく日立のHEF-DH2000Cを購入。
DCモーターの扇風機は普及が進み、メーカーにこだわりがなければ1万円を切る製品も販売されています。
私は勢いで、日立のハイエンドなものを選んでみました。
まず、組み立てが不要で箱から出してコンセントを接続すれば、すぐ動かせる状態にできます。
決して組み立てができないわけではありませんが、面倒くさい要素は無いに越したことありません。
シンプルな扇風機より、羽(8枚羽)やモーター、ベースの部分がなんだか大きく感じられます。
持ち手もしっかりしていて、運びやすそうです。
高さ調節や風向き(首の角度)も調節できます。首は上に90度向けることも可能です。
ベースの裏にコードと、その横側にリモコンを収納する場所がそれぞれ用意されています。
首振りの角度や、温度センサーの細かい調整はタッチパネルで操作することになります。
風量調節は8段階。首振りの角度は45度・70度・90度の3段階です。
使用感は、静音性を求めて購入したのだからもちろん静かで、音に関しては何も言うことはありません。
静かなのはいいとして、うちわ風(風量1)の強さはどんなものだろうと思っていたけど、エアコンと併用するなら全然アリで心地よい風を感じられます。
温度センサーは、室温を感知し28℃未満になると自動で風量が下がり、さらに25℃未満に下がるとまた自動で風量を下げてくれる機能です。
センサーはつよめ・よわめの2段階で、自動で下がる度合いを設定できます。
例えば設定風量5で温度センサーをONにした場合、つよめは「5→3→1」2段階ずつ風量が下がり、よわめは「5→4→3」1段階ずつ下がります。
リモコンで風量をいじると温度センサーが解除されてしまうので、エアコン併用で常時運転させておくなら、リズム運転と好みでいいかもしれません。
リズム運転は、風量がリズミカルに変化する通常のモードと、風量の変化をおさえた「やわらか」の2種類があります。
こっち向いてボタンは、リモコン操作で風向き調整ができて便利。
そもそもリモコンで扇風機を動かすことが初めてで、今まで手動でカチカチと調整したりモーターのツマミ(?)を上下して首振りさせてたことを思えば、便利に決まっている。
おおむね性能に満足していますが、強いて何か挙げるとすれば、運転表示パネルが平らなので、離れると今の風量が何段階なのかさっぱりわからなくのは少し気になります。
リモコンの風量操作も+-表記なので、操作しても何段階にしているのか分かりづらいです。
運転表示パネルに傾斜を付けるか、タッチパネルにある1~8の風量部分を光らせれば、もっと見やすくなるのでは。
では、また次回。