最近、家電やいろいろなものが壊れたり不都合なことが起こる。体もガタがきていて腰が痛いだの歯が痛いだとみんなが老け込んだ感じがして辛気臭い。
そんな悪い流れの中、給湯器の操作パネルに時計ではない別の数字が点滅していて、それは何かのエラーの番号らしい。
マジか。半導体不足で給湯器が品薄だというニュースを耳にしたことがある。調べてみると未だに品薄は解消されてないみたい。この給湯器のエラーが半導体に関するものだとしたら冷水を浴びなきゃならないのか。冬じゃなくてよかったと言ってる場合じゃない。
とはいえ、920という数字が点滅するだけでお湯はまだ出ます。取説を見ると「しばらくお湯はでますが、早く○○へ修理依頼をしてください」としかなく、致命的な状況かどうかがいまいちつかめません。
結局、電話するしかないわけで、カスタマーセンターにエラー番号を伝えたところ、「中和器の寿命が近づいている」から中和器の交換が必要とのことでした。中和器が完全に寿命を迎えるとお湯がでなくなるわけです。
交換しなければならないのはわかったけど、給湯器で何を中和するんだろう?話が見えないので検索してみます。
今の給湯器は、従来型の給湯器で燃焼排ガスとして捨てていた熱をリサイクルすることで、熱効率を大幅に向上させ、排熱温度を下げています。排熱温度を下げる過程で凝縮水(ドレン排水)が発生。ドレン排水は通常酸性(pH3程度)ですが、中和器(炭酸カルシウムが詰まっている)を通すことによりpH7程度の中性にすることができます。
酸性のままだと「汚水」扱いで、腐食の原因になり環境にも悪いため正しい処理をした上で排水しなければならないわけです。
半導体部品と違って、中和器の在庫はあったそうで昼過ぎには指定施工店の業者さんが来て交換対応してくれました。時間は約30分程度、費用は15,000円前後かかるようです。(地域差はわからないけど私のとこはもう少し安かった)
今の給湯器の仕組みと流れをお勉強することができました。
では、また次回。