フランスの成人10万2865人を対象に、食事と発がんリスクの関係を調べる実験を行いました。
参加者から提出された食事記録を元に、各個人の人工甘味料の消費量を推測したところ、人工甘味料の摂取源として最も多かったのはノンシュガーのソフトドリンクで、参加者が期間中に摂取した人工甘味料の53%がソフトドリンク由来でした。
人工甘味料の種類ごとに見ると、アスパルテームが総摂取量の58%を占めており、アセスルファムKの29%とスクラロースの10%がこれに続きました。
そして、研究チームが参加者の人工甘味料の消費量とがん検診の情報を照らし合わせて分析したところ、人工甘味料、特にアスパルテームとアセスルファムKを大量に摂取している参加者は、摂取していない人よりがんのリスクが全体的に高かったとのこと。その中でも、アスパルテームはとりわけ乳がんと肥満関連がんとの関係が有意だったと、研究チームは指摘しています。
人工甘味料はカロリーを抑えるために砂糖の代替甘味料として使用されます。主に清涼飲料水やガムなどに使われ、カロリーゼロやカロリーオフと書かれている食品には人工甘味料が使われている可能性が高いです。
母がカロリーゼロやハーフなどのキャッチコピーが好きなので、私自ら避けたり買わずにいても気づかずに食べているかもしれません。人工甘味料に限らず、肉など脂質の多い体によろしくなさそうなおいしいものはいくらでもありますし。
2人に1人はがんになるといってくるがん保険のCMが流れると、親父が「俺は2回がんになった(再発含めれば3回、ようは母の分もがんになったわという惚気)」と返すので、リスクが云々いわれても、なるときはなるし、ならないときはならないよなぁと思うようになりました。
取り過ぎや食べ過ぎ、何事も「過ぎ」に気をつければ、人工甘味料だってうまく活用できるものと思っていいんじゃないかな。
では、また次回。