9月6日に就任したトラス首相は、新政権の目玉政策として発表した大型減税策「ミニ・バジェット」でしたが、財源の明確な裏打ちもなく金融市場は混乱し内外から批判を浴びたんだそうで。
その後、財務相を交代させ就任した新たな財務相は大型減税案の大部分を撤回するとともに、エネルギー料金負担支援措置も縮小するなど、財政政策を大幅に軌道修正しました。
一連の混乱を受け、トラス政権を支持すると答えた人は1桁の7%。支持しないと答えた人が77%に達したそうです。
傍から見ても支持率1桁はよっぽどでインパクトあるなと思います。日本でも過去に1989年5月の調査で竹下登内閣が4.4%、2001年3月の調査で森喜朗内閣が9.6%と低支持率を記録しています。
竹下内閣のときは当時小学生で記憶が薄いけど、森内閣は失言も含め散々ネタにされていました。どちらも支持率は回復することなく1年前後の短命で終わっているので、国は違えどトラス政権も長くは持たなそうな予感がします。
最初、トラス首相の名前が出てこなかったけど、名前を覚えていなくても問題なさそう。日本の首相がコロコロ変わっていたときの海外の目はこういう「名前を覚えなくても変わるから問題ない」感じだったのでしょう。
次の首相については、度重なるスキャンダルで辞任に追い込まれたジョンソン前首相が1番人気の32%というのも混乱している感じがしてちょっと面白い。
では、また次回。