「乃公出でずんば 渋沢栄一伝」をようやく読み終わりました。
他の本と並行しながら、半年くらい掛かっているでしょうか。読書というより歴史の授業に近かったので、再開するときに気合が必要なのです。
今は「青天を衝け」を見ながら本の内容を追い、2周目としてあらためて読んでいます。
タイトルにある「乃公出でずんば(だいこういでずんば)」は、俺がやらねば誰がやる!と、500近い企業を立ち上げ、明治以降の日本の資本主義の勃興に力を注いだ渋沢栄一を象徴したような言葉です。
伊藤博文、大隈重信といった、誰もが耳にしたことがある歴史上の人物から、近代日本を支えた財界人と関りがあり、成してきたことを読みながら、そりゃ新一万円札の肖像画に選ばれるよなと理解することができます。
変化の時代を生き抜いた人々の話は面白いです。渋沢栄一と関わりのある人が多すぎて、その人たちの背景まで書いてあるので、読み応えがありすぎて少し疲れますが。
青天を衝けは、ついに岩崎弥太郎(三菱の創業者)が登場し強敵感を出していました。
財閥の路線とは一線を画し合本主義を唱える渋沢栄一と、理念が合わずに対立していく構図になるのでしょうか。とても楽しみです。
では、また次回。