みんな大好き板チョコだけど、植物油脂を使ってないスイス・ベルギー方式に合致してるのは明治だけなんだぜ…。
ロッテや森永でなく、明治だ。
何気なく目にする明治の板チョコだけど、ココアバター以外の油脂を入れないこだわりが詰まったチョコレートなのだ…🐧 pic.twitter.com/PMFvT50En9
— Dr.トリトン@”じびかのせんせい” (@electrictower) June 1, 2020
このツイートを見てから無性に板チョコが食べたくなったので、スーパーに買い物に行った際に買ってきました。
メーカーにこだわりはないけど、せっかくなので定番ブランドの明治・ロッテ・森永の3社を食べ比べてみました。
それから、植物油脂についても調べてみます。
明治ミルクチョコレート
甘すぎず、ミルクとのバランスも丁度よかったです。
カカオのコクがしっかり感じられて、チョコレート感は明治が1番でした。
森永ミルクチョコレート
他の2つと比べてあっさりしている印象。
ホエイパウダーが入っているからなのか、ミルクの他に別な甘さを感じます。
ロッテガーナミルクチョコレート
1番甘く感じました。
ミルク感が強くネットリとした食感で、口の中に残ります。
この甘さの強さは子供に好まれそうですね。
個人的な順位は
私は、1位:明治 2位:森永 3位:ロッテ
母は、1位:森永 2位:明治 3位:ロッテ
親父は、1位:明治 2位?:森永・ロッテ
親父は、明治が1番うまいとだけ答えてくれました。
甘さの強いロッテはちょっとつらいです。年寄りばかりなので(笑)
でも、どれも美味しかったですよ。
チョコレートの「植物油脂」とは
チョコレートの原材料のうち、ココアバター以外の食用の油脂は「食用油脂」と記載する、ということになっています。
さらに、「食用油脂」はそれが植物性のものであれば「植物油脂」、動物性のものなら「動物油脂」と表示するだけでいいそうです。
つまり、チョコレートの原材料表示において、「植物油脂」がどの植物から作られているのかを明記する必要はないのです。
チョコレートに植物油脂を入れる理由は2つ
コストを下げるため
チョコレートの原材料の1つ「ココアバター」は天然成分なのでコストが高いです。
その代用として植物油脂が使われます。
チョコレートに使われる植物油脂は「パーム油」がココアバターに近いと言われ、主に使われているようです。
チョコレートの形を保つ、口どけをよくする
植物油脂を入れることで、食感が変わります。
チョコレート特有のなめらかさや、口どけを感じさせることができます。
また、板チョコだけでなく、生菓子のクリームやクッキーのコーティングなど様々なお菓子に利用されます。
チョコレートのなめらかさを持ちながら、形を保つといった汎用性を上げる役割が植物油脂にはあるのです。
植物油脂の気になる点
植物油脂にはトランス脂肪酸が入っていると言われています。
植物油脂(トランス脂肪酸)は製法上、自然な油ではありません。
安価で作ることができ、腐りづらく、日持ちもします。
植物油脂(トランス脂肪酸)は便利ではあるけど、不自然な油である以上、身体に与える影響を考えると不安です。
トランス脂肪酸のとりすぎによる健康への影響として、農林水産省では心疾患を挙げています。
トランス脂肪酸を多くとると、血液中のLDLコレステロールが増加し、HDLコレステロールが減少することが示されています。トランス脂肪酸を多くとりつづけると、冠動脈性心疾患のリスクを高めることも示されています。
引用元:農林水産省
明治の板チョコは植物油脂を使っていない
冒頭のツイートにもあったように、明治のミルクチョコレートには植物油脂が使われていません。
その分コストが掛かってますけど、チョコレート本来の味を楽しんで欲しいという明治の「こだわり」を感じます。
ちなみに、同じ明治でも他のチョコレートには植物油脂が使われていることがあります。
別の板チョコの「ハイミルク」や「ブラックチョコレート」は植物油脂が使われています。
板チョコで植物油脂が使われていないのは、ミルクチョコレートのみです。
気になるなら、原材料名を確認するようにしましょう。
まとめ
明治・ロッテ・森永のミルクチョコレートを食べ比べてみると、それぞれ特徴があり美味しかったです。
1人で板チョコを3枚食べるのは大変なので、誰かと一緒に食べて好みを語り合ってみてもいいでしょう。
その中でも明治のミルクチョコレートは、植物油脂を入れないこだわりが詰まったチョコレートです。
植物油脂は利点もあるけど、トランス脂肪酸を含んでいて体に悪い面もあります。
チョコレートに限らず様々なお菓子に使われているので、気になる人は商品パッケージの裏側を確認してみてください。
では、また次回。