ひとり言

さくらの日と5~6輪のなぜ

3月27日は「さくらの日」だそうで、「3×9(さくら)=27」の語呂合わせと、七十二候の1つ「桜始開」(さくらはじめてひらく)が重なる時期であることから、公益財団法人「日本さくらの会」が1992年(平成4年)に制定しました。

 

開花や満開の便りが届く昨今、私のところも丁度この「さくらの日」に開花発表がありましたが、開花の基準の「5~6輪」って5以上でも6以上でもなく5〜6輪とやや曖昧な表現なのだろう。

気象庁の職員が標本木を目視で観測しているそうだし、つぼみから突然ばッと開いて咲くわけではなく徐々に開くわけだし、開いているかいないかにも何か繊細な判断基準があるのかもしれません。

 

もう少し調べてみると、2002年までは「開花とは数輪以上」ともっと漠然とした基準だったそうで、2003年から「開花とは5~6輪以上」に変わりました。

2002年は東京で当時の観測史上最も早い3月16日(現在の記録は3月14日)に開花したため、予想が開花に追いつかずに通例なら2回発表される予想が1回で終わったそうです。この時に何輪咲いたら開花なのかという問い合わせも相次ぎ、翌年から数輪以上という漠然とした基準が5~6輪以上とこれでも明確にしたほうなのです。

 

標本木だけが桜じゃないし、我ながら細かいこと気にしてしまったなとは思う。

では、また次回。