世間ではワールドカップで盛り上がっていますが、もう1つブラックフライデー中でもありました。Amazonのブラックフライデーセール2022は、11月25日(金)から12月1日(木)まで開催中なのでまだ間に合います。
今年になってようやくブラックフライデーという単語が耳馴染んできたような感じです。日本では2014年に日本トイザらスが初めてブラックフライデーのセールを開催し、アマゾンジャパンも2019年からブラックフライデーによるタイムセールを行いました。
ブラックフライデーは感謝祭(11月の第4木曜日)の翌日の金曜日のことで1961年ごろからフィラデルフィアで始まりました。感謝祭プレゼントの売れ残り一掃セール日にもなっているこの金曜日は、セール目当ての買い物客で道路が混雑し仕事が増えることに嘆いた警官が「真っ暗な金曜日」と呼んだことがきっかけとされます。
当初、小売店などは「ブラック」という言葉に不快感を示していたそうですが、新聞が「小売業者が儲かり黒字になる」という解釈を発表してからは「ブラックフライデー」は良い意味で使われるようになり定着していきました。
へーなんて思いながら、海外でも黒字・赤字と表現することが気になりました。日本由来の言葉っぽく感じるけど、西洋式簿記に由来しているんだとか。
英語で黒字はin the black、赤字は in the redだそうです。
西洋の簿記では通常は黒インクで記すのに対し、支出が収入を超過した場合や預金を借り越した場合などに赤インクでこれを記した。言語にも表現として取り入れられており、日本語の「赤字」「黒字」は、この西洋式簿記に直接由来するか、あるいは上記の西洋語からの借用と見られる。
渋沢栄一が導入したり福沢諭吉が翻訳したりして西洋式簿記が伝わったんですよね。去年のNHK大河「青天を衝け」で簿記のエピソードがあったことを思い出しました。
現1万円札の福沢諭吉と次の1万円札の渋沢栄一ということも含めると少し感慨深くなってきます。
だいぶ話が脱線したのでこれで。
では、また次回。