夏明(夏あかり)とは
「夏明(夏あかり)」は、長野県長野市の小口吉寿朗氏によって交配・育成され、2008年に品種登録された極早生品種です。
交配親は「さんさ(種)」×「陽光(花粉)」。小ぶりで甘酸っぱい紅玉の系譜と、多くの交配実績のあるゴールデンデリシャスの自然交雑実生である陽光をかけ合わせました。
紅玉に大きさは似てやや小ぶりでかわいらしいりんごなので、夏明より「夏あかり」とひらがな多めで表記するところもあります。ちなみに出願時の名称は「紅晴香」だったそうです。
外見・味の特徴
円錐形のりんごで重さは180~200gとやや小ぶりの手のひらサイズが多いです。
果皮の地色は黄緑で、日に当たっていた部分は赤または濃い赤に色付きます。
果肉の色は白くシャキッとした食感で、酸味はやや少なめで甘みが強め。果汁がほどよく含まれさっぱりとした甘酸っぱさを楽しめます。
食べるとシャキというよりはサクッとした印象。酸味はほんのりと果汁多めの爽やかな甘さを感じられました。
暑い時期にぴったりのさっぱりとしたりんごが食べられるのはうれしい。早生品種が出回り始め、日本でも徐々にりんごの季節に入ってきました。
では、また次回。