ひとり言

平年より高い気温が多いので、平年値とは何かを考えた。

暑いです。

台風8号がもたらした南風の影響とはいえ、この暑さはとてもキツイです。

天気予報を見ていると、平年より5℃気温が高いですとか言っていて、ここ数年の8、9月は暑いじゃん、なんでそんなに差があるの?平年とはなんぞや?と疑問に思いました。

 

平年とは、30年間の平均値のことで、西暦の1の位が1の年ごと、つまり10年ごとに更新されるそうです。

ようするに、

  • 2001年~2010年の平年値は、1971~2000年の30年間の平均値
  • 2011年~2020年の平年値は、1981~2010年の30年間の平均値
  • 2021年~2030年の平年値は、1991~2020年の30年間の平均値

なので、2020年の段階では、ここ数年の暑さは平年に含まれていないってことです。

2018年に観測した各地の最高気温の記録も、まだ2020年の平年値には含まれていません。

2010年頃から熱中症の被害が急速に増加しており、真夏日や猛暑日の日数も増加傾向にあるけど、2011年以降の気温はまだ平年値に反映されてないんですね。

来年の2021年には、1991~2020年の30年間の平均値が平年値になるので、気温の基準が少し上がります。

平年より5℃暑いと聞くと「うぇ~暑そう」となっていたけど、20年後には「明日は猛暑日で平年並みの気温です」とか聞く日がきたら、それはそれでイヤですね~。

 

平年がわかったところで、結局のところ暑さは変わらないよねと元も子もない締め方をするけど、

みなさま熱中症には気をつけてください。

では、また次回。