新型コロナウイルス感染症の空気感染に関しては、するのかしないのか二転三転しています。
7月に、豪州の教授を中心とした世界32カ国の研究者たちが「新型コロナウイルスは空気感染する可能性が高い」とする共同意見書をWHOなどに提出しています。
先日、プロ野球のロッテの選手に多くの感染者がでました。
ソフトバンクとの優勝争いが続く中、球団も対策を徹底してきた上でのことなので、空気感染も可能性の1つとしてあるんじゃないかなと思います。
米疾病対策センター(CDC)は10月5日に空気感染の可能性に関する情報を追記したけど、実は1度、先月の9月18日に公式サイト上で認めています。
ところが、「文章の草案が誤って掲載されたもの」とし、9月21日に空気感染に関する部分についてを撤回しました。
5日に再びガイダンスを改訂し、空気感染に関する情報を追記したわけです。
治療薬やワクチン開発の進捗状況をみつつなどといった、政治的な圧力があるのかもしれません。
空気感染を認めてしまうと現在の感染予防対策だと不十分になり、今以上の対策強化をするなどして、予防のやり方を見直す必要がでてくるからでしょう
現在いわれている飛沫感染の飛沫は、咳やくしゃみから発せられ水分を含んでいます。
水分を含んでいるので重く、体内から放出されたあと下に落ちてしまいます。なので、2メートルのソーシャルディスタンスが必要とされているのです。
では、空気感染はどうかというと、飛沫の水分が蒸発し軽くなり「飛沫核」として空気中を漂います。この「飛沫核」を吸い込むことによって、空気感染するということになります。
空気感染ではなく別の言い方で「飛沫核感染」といったほうが、わかりやすいのかもしれません。
空気感染するとなれば、手洗いが大事なのは変わりませんけど、そこら辺に飛沫核が漂っているわけなので飛沫核を同じ場所に漂わせないために、マメに換気をしたり、空気清浄機を用意したりして1つ上の対策が必要になってきます。
より高性能のマスクも必要になるかもしれません。
顔の正面や口元だけ覆うプラスチックのフェイスガードなんて効果が期待できないでしょう。
フルフェイスのような頭全部を覆わなければならない、とかになったら面倒くさいというか外に出たくないです。
建物に入る前に、エアシャワーや紫外線殺菌装置をしなければならないとか。
結核やはしかは空気感染するので、新型コロナウイルス感染症に限ったことではありません。
いつか、もう少し致死率の高いウイルス感染症が流行したら、高機能空気清浄機、エアシャワー、紫外線殺菌を各家庭に1台置くなどあるのでしょうか。
さらに、外に出るのは危険だから防護服を着るとかになると、何かのゲームの設定だったり、ナウシカの腐海みたいな感じ?まさかね。
では、また次回。