ひとり言

初めて縫われたのが歯茎ということになる

親知らずの手術を終えまして、感想を一言でいうなら口内で行われた壮絶な工事でしょうか。

歯医者で聞く一般的なあの「キーン」の音を、間近で長く聞かされるようなものです。歯茎を切って開いて顎の骨の中にある親知らずを「割ってから」取り出さないとなので大変に決まっています。

 

壮絶そうなのに全く痛くないので麻酔すごいなと素直に思います。痛くなさ過ぎて麻酔の効いていない唇に触れる器具の感触が怖さを引き立て想像する余地を与えてくるのです。唇を拭われたりすると「血が飛んでるんだな」と思ったり。

黙って待つだけなのに怖い。震えてくる。舌先が落ち着いてない気がして当たったら切れるんだろうと思ったりしながら、歯を切断する音を聞かされていました。

口腔外科の隣が小児科で乳児の叫び声が待っている間よく聞こえてきたけど、手術中の音と比べたら天使の歌声。みんな生きていて偉い!そんな気分になります。

 

最後に歯茎を掻っ捌いたところを縫うわけだけど、縫われるのはおそらく人生で初めて(3針っていってたかな)。張った糸が唇に当たったりすると縫われている実感が出てきて、歯茎を縫われている状況を想像するとやっぱり怖くなりました。

家に帰って鏡で見てみると奥歯の奥の歯茎が黒い糸で縫われていて、ここが切り開かれたのかというのが分かって非常に痛々しい。麻酔が切れたら痛いんだろうなと思ったけど、幸い痛み止めが効いたのか思ったほど辛くはなさそうでよかった。少し鈍痛があるかなーくらい。

口の中はしばらく血の味がするので、早く傷口がよくなるように黙れるときは黙って過ごすようにしたい。

 

親知らずもここに載せるために貰ってきました。左から根っこ、真ん中、虫歯化した上部と3分割になっております。

※拡大できます(閲覧注意)

これが歯茎の中にちょっとだけ頭を出して隠れて真横に生えていたわけです。

 

腫れの最大は2日後。とりあえずお疲れ様でした私。

では、また次回。