専門家でもないしこういう話で波風を立てたくないけど、頭の中がコロナでいっぱいなので、とりあえず今思っていることを書きます。
自分がすることは最初から変わっていません。
うがい、手洗い、飯食って、寝る、これだけ。
元々、仕事から帰った後は、うがい・手洗いをするように習慣化されていました。
熱が出たり体調を崩したりして、仕事を休んだことはここ数年記憶にありません。
少し頭痛いかなと思っても、一晩寝たら平気になる程度です。
だからといって、大丈夫とは考えてはいません。
親父も結構な年齢なので、もし私から感染してしまったら命の危険もあり怖いです。
私はサービス業で不特定多数の人と関わるので、感染リスクが他の人よりあると思っています。
なら何を気をつければといわれても、免疫機能を下げる生活習慣をしないこと以外は何をしたらいいのか思いつきません。
情報が錯綜しすぎで、何が正しいのかわからないです。
それでいて今度は「無症状感染者からも拡大しているのでは」といわれたりするもんだから、どうしたらいいんすかと乾いた笑いが出ちゃいます。
東京では、感染が拡大しています。
オリンピックの延期が決定した後に増えたから、実は情報がコントロールされていた。
という憶測は無視をするとして(仮にホントだとしても絶対に認めないでしょう)
個人的に考えた感染拡大のポイントを、ざっくりと時系列で挙げてみます。
政府は、3月の初週から学校を休みにしたり、イベントの自粛を要請してきました。
急な決定や要請に、反発がかなりありましたが、何も対策せず感染拡大し、
批判されるよりはいいでしょ、と思った覚えがあります。
3月10日、第19回新型コロナウイルス感染症対策本部で、安倍総理は、急速な拡大か、収束できるかの瀬戸際の中、一定程度持ちこたえているものの、同時に依然として警戒を緩めることは出来ないとの見解を示されました。
また、19日頃を目途に専門家会議の判断が示されるので、引き続き、大規模イベントなどの開催は自粛を継続するように求めた。
この時は、日本以外の諸外国の感染拡大が酷く、日本は上手く抑えているのだろうと感じました。
3月14日、安倍総理の記者会見では、3密(換気の悪い密集空間・人の密集・近距離の会話や発声をしない密接)を避け、健康管理、ストレス解消のためにも、安全な環境のもと屋外にでて運動を勧めました。
また、この時点ではオリンピックは「感染拡大乗り越え、予定通り開催したい」とも述べています。
3月19日、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議が、現状の状況分析を行い、分析した結果をまとめた「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」を公表しました。
それによると、感染状況については引き続き持ちこたえていますが、感染源が分からない患者数が継続的に増加し、爆発的な感染拡大の懸念はあるので、このままの方針は続けていく必要があると発表。
この公表はPDFで19ページくらいの内容で、びっしりしっかり述べていますが、簡単に書きました。
テレビのニュースなどを見いている人々には、拡大は抑えられているし、この調子で過ごせばいいんでしょ、くらいにしか捉えてもらえなかったからです。
厚労省のHPからこれを読む一般市民ってほとんどいないでしょうね。私も読んでいません。
後に、『3月19日の提言で市民に行動を変えることをお願いしたが、「3つの密」を避ける必要性について、そのメッセージが市民に十分に届かなかったと考えられる。』と、言われてしまいました。
それに加えて17日に文部科学省は、「学校再開の目安を今月中に示す」と記者会見で発言。
19日の専門家会議の結果も踏まえその方針は変わらなかったようで、そうなると、学校がどうやら再開されそう、オリンピックも予定通り開催、感染も他の国に比べたら抑えられている、桜が開花した、屋外なら大丈夫でしょ?と小康状態を保っていただけで、収束に向かっているわけではないのに、「コロナ疲れ」「自粛疲れ」で一部の市民の間で警戒感が予想以上に緩んでしまいました。
20日~22日の緩んだ3連休。
お花見スポットや行楽地は人で大混雑、目黒川沿いや井の頭公園、千鳥ヶ淵は2019年と同程度および30%増加傾向だったくらい人が集まりました。
若者は繁華街や渋谷・原宿に繰り出し、賑わいました。
3密を全て満たすわけではないけれど、人の密集と密接は少なからず起こってたでしょう。
1密,2密だから大丈夫、なわけないでしょう。近くに感染者がいれば移りますよ。
それから、外務省が全世界を対象に危機情報レベル2(不要不急の渡航を止めてください)を出したのは3月25日です。
それまでは卒業旅行に行ったり、旅行会社はパックツアーを実施したりと、海外旅行は特に自粛することなく、出来ていました。
3月初旬に出かけて帰国した人が感染していた、という発症事例も多く確認されています。
国内で自粛していても、外からどんどんコロナは入って来ていました。
空港検疫も3月初旬は、機能していなかったと言えますね。
週明けの25日に、各国選手や競技連盟の批判をうけ、IOCは一転してオリンピックの延期を決定。
決定の直後に、小池都知事は緊急記者会見を開き、週末の外出自粛を要請。
都民は混乱し、週末外に出ないために食料品の買い占めなど、一時的な過剰需要で、お店に物が無くなったところもありました。
これにより、28、29日の週末は3連休に比べ、一気に人が減りました。
しかし、3連休中に緩んでしまったツケが、都内の感染拡大として表れて今に至ります。
しかも、感染経路を追えない感染者の方々続々と……。
IOCがオリンピックの延期をもっと早く決めていれば、東京都は3連休の前に「連休中の外出自粛要請」出せたはず。
3連休の前にこれが出来ていたら、ここまで感染拡大してなかったかもしれない。
イタリアの人が言った「挨拶としての握手、ハグ、キスは長年の習慣で変えられないよ」というような、感染症を深刻に受け止めずに、感染拡大してしまったことをバカにできません。
日本も3連休中に花見をしていた、アホな国と思われても仕方ないです。
様々な要因や対応の遅れで、3月初めからの自粛があまり効果の無いものになりました。
東京都は居るのは危ない、またはまだ自分は感染していないと思い込み、無自覚のまま、地方へ移ったり帰省した人が、実は感染していたと、さらに感染が広がりつつあります。
ある市長は、「首都圏でおとなしくしてください」と言って物議を呼び、
ある知事は、「無症状の人は観光にお越しいただければ」と発言し、県民と世間から批判を受けています。
人命も大事、経済も大事。
何か発言しても角が立ってしまい、誤解を生んだり批判が広がったりして、国内全体がイライラしている感じでイヤになっちゃいますね。
こうなると次は、強制力を持った要請をしないとダメでしょう。
はたして緊急事態宣言はするのでしょうか。都市封鎖まで決断するのでしょうか。
3連休前までは上手くいっていたんだ!そこまでしなくても抑えられると、広がり続ける感染者を見て、まだ楽観視するでしょうか。
私のすることは変わりません。
正しく恐れて、うがい・手洗いをしっかりして、食って、寝ます。
では、また次回。