英国西イングランド大学(UWE)で行われた研究によれば、4種類のキノコで観測された電気信号を分析したところ、人間の言語に似た「単語」と「文」が確認できた、とのこと。
菌類には神経細胞が存在しませんが、細胞同士が脳のニューロンのようなネットワーク構造を形成し、ネットワーク内部では活発な電気信号の送受信が行われています。
研究者たちがこの電気活動を数学的及び言語学的に分析したところ、菌類が使う電気信号は人間の「言語」と非常によく似た構造を持っていることが示されました。
観測された電気スパークの塊を「単語」とみなし、電気活動パターンが「言語」だった場合の「単語」の文字数と「文」の複雑さを調べました。
結果、菌類の平均的な単語の長さは「5.97文字」であることが判明します。
この数字は英語の平均的な単語の長さ「4.8文字」やロシア語の平均的な単語の長さ「6文字」と非常に似通っており、人間の話す単語と似た文字量を含むことが示されました。
また観測された「単語」の数は合計で50種類に及ぶものの、最も頻繁に使われる「単語」はそのうち15~20種類であり、長い単語ほど使われにくい傾向にあることが判明します。
キノコ同士でコミュニケーション取れるのかと驚きと同時に思い出したことが、スーパーなどパックで売られている「エリンギ」。
昔に「エリンギはリア充」って文字列を見てから、エリンギ売り場を直視出来なくなってしまった…
ほとんどのエリンギは子供連れだし2人だけのエリンギも肩を寄せあってて幸せそうで… pic.twitter.com/bdalDrNU3V— 不審者 (@mazuimoyashi) November 20, 2021
このツイートを見て以降、エリンギのパックが仲睦まじい親子にしか見えなくなってしまったわけで、その上会話をしているとなると家族団らんの妄想が加速します。ぐぬぬ。
会話の内容は「おいしく食べてね」か、「助けてくれ」なのかは皆様のご想像にお任せしましょう。
せいぜいおいしく食べてやるです。
では、また次回。