ひとり言

シャコの拳と生物模倣技術

パンチ力が強いというのは知っていたけど、シャコの拳は大丈夫なのかって話です。

プロボクサーも、ハードパンチャーと呼ばれる人は拳を痛めやすいとか、痛めているって話を聞きます。

ここでは、シャコの拳に天然の「ナノ粒子」コーティングがされていて、衝撃を吸収・分散することができるから、強力なパンチが繰り出せると。

シャコパンチのコーティング構造は、「金属やセラミックといった大半の人工材料をはるかに凌ぐ構造」と指摘され、新素材の開発に応用できるとのことです。

すごいですね、軽くて丈夫な素材の何かができるようになるかもしれないと。

 

こういったバイオミメティクス(生物模倣技術)って、色々なところで既に使われていたりします。

ハスの葉の撥水効果や、ヤモリの手の粘着力、サメ肌の流体抵抗の低減効果など様々です。

新幹線のトンネル突入時に起こる衝撃音を抑えるのに、カワセミのくちばしが応用されていたりします。

あの生物を参考に便利な技術が作られていたのかということを知っていると、なるほどな思ったり、生物の動きをじっと眺めてみたり面白いのかもしれません。

では、また次回。