なんとかなるさと常に楽な選択をしてきた私には終始耳が痛い本
なぜか読んでいる途中でビールを飲みたくなった。
飲み会に出向き、なあなあで飲むようなことではなく、自発的・衝動的に飲みたいと思ったから飲みながら読んだ。
激しく正しい物言いに、耐えられなかったのかもしれない。
こうまで言われても、私自身に情熱が湧く感じがしなかったからかもしれない。
もっと早くこの本を読んでいたら、情熱を燃やす何か見つけていたのだろうか。
高校卒業の段階で、親父が定年退職に近かったこともあり就職しようと考えていた。
この時、既に自分自身の為に生きることを考えていなかったのではないか、みんな(両親)の為が私の為であると。
結局、大学にいかせてもらったけど、その後は安定した生活どころか安く定まってしまっている。
やりたいことを何も見つけようとしなかったし、何も行動をしなかったのだから当然だ。
人間本来の生き方は、無目的、無条件であるべきだ。
そこでぼくはそういう駄目人間、不安で、迷って、自信がない、何をしたらいいのか、てんでわからないあなたに提案する。
自分はそういう人間だ。駄目なんだ、と平気で、ストレートに認めること。
そんな気の弱いことでどうするーーとクヨクヨしても、気は強くならない。
だから、むしろ自分は気が弱いんだと思って、強くなろうとジタバタしない方がいい。
~中略~
何を試みても、現実ではおそらく、うまくいかないことのほうが多いだろう。でも、失敗したらなお面白いと、逆に思って、平気でやってみればいい。とにかく無条件に生きるということを前提として、生きてみることをすすめる。
P38~P40より引用
こうしてブログを始めてみたものの、私に出来そうな選択肢の中で1番楽なものを選んだだけだろう。
有益な記事を書く、少しでも稼ぐという目的からかなり離れ、何度もこれはダメだろうと自分自身に問いかけてきた。
「いまはまだ駄目だけど、いずれ」と絶対に言わないこと。
P57より引用
耳が痛い、本当に怒鳴りつけられている気持ちになる。
現在を情熱をもって生きていないのではないか、なんとなく書いて現在をごまかしているから、そういう気持ちになってしまうとわかっている。
だけど、まだブログは止めようとは考えていない。
とりあえず何かを書こうとする、続ける意思みたいなものはある。
それを情熱とは呼ばないかもしれないけど、レンタルサーバーの更新期限までブログが続いていたら、またこの本を読み返してみたい。
もしくは、他に興味を持ったものが出てきた時、私自身を奮い立たせる為にこの本を読み返してもいい。
何かを始めるのに年齢は関係ないけれど、やはり自由な時間の多い若い頃に色んな行動を起こすべきでしょう。
いろいろしがらんでしまった私より、20代の若者に読んで欲しい本ですね。
では、また次回。