仕事上で「協力」という言葉が嫌いになる、不快な気分になる時ありませんか?
同等の立場の人たちが「大変だけどみんなで乗り切ろう」と意思を確認するのはいいんです。
現場や、現状を把握せずに「こういうことだから、みんなで協力してやってね」という、
上から言いっぱなしの指示で、押しつけるかのような「協力してやって」が、
すごく心に影を生むんですよ。
わかってるのかな?
先月2人辞めてること。
1人で通常業務を行う時間が増えてること。
状況はわかっているんだろうけど、実情はわかっていないんです。
それくらいの作業ちょちょいと終わるだろ、早く指示したことをやれ、
これくらい1人でさばけるだろって言うんですよ。
「それならお前が1人でやってみろよ」
って言いたくなります。思うだけですが。
適当に指示を言うだけなら誰でもできます。
口ばっかりで、現場にだけプレッシャーをかけるのはおかしいです。
「お前がやってみろ」と周囲に思われたら、リーダー・責任者として失格でしょう。
そんな人についていこうと思うはずありません。
「また無茶苦茶なこと言い出した、いつ取り掛かれるんだよそれ」
現場が無理をし、誰かの限界がきて、人が減り、崩壊していくんです。
旧日本軍・連合艦隊司令長官の山本五十六の有名な言葉に、
やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、ほめてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。
とあります。
リーダーシップを取るなら、まず「やってみせる」が大事です。
まず自分でやってみれば、
根本的に人が足りていないのか、効率よくする方法や問題点に気づけます。
そして、率先してやっているのを見れば、
「ここは私たちがやります」「少し手がすきそうなので、手伝えることありませんか?」
と、人が動き、真の意味で「協力」になっていくんです。
すいません、愚痴になりました。
店舗単位や小さな組織で働く人には、思い当たる部分もあるのではないでしょうか。
うちの店長も悪い人ではないですけど……自分の思い立ったことだけいいっぱなしで、
後の人はそれに振り回され続けるのが、なんだかなぁと思ってます。
では、また次回。