前はセミがだめだった私がいうのもなんですが、セミを怖がる人は結構多いです。
うちの職場でもみんなセミがダメで、鳴き声でビクビクしたり、見かけたら数メートル引き下がる人もいます。
そもそも飛ぶ虫がだめだったり、見た目でダメとか、鳴いて暴れるからなど、理由は様々でした。
1番の理由は「生きているのか死んでいるのかわからない」これにつきます。
私も以前はこれが理由でセミは苦手だったけど、見分け方を教えてもらってからは対処できるようになりました。
地面に転がっているセミがどういう状態なのかを知る見分け方は、
- 「足が開いている」セミはまだ生きている
- 「足が閉じている」セミはもう息絶えてます
これを知っていると、急に鳴いて暴れだして焦るということは少なくなるはず。
職場のお店は自動ドアなので、虫がバンバン入ってきます。
この時期になると、蛾もそうですがセミもたくさん侵入するわけです。
今となっては、セミをつかんで大空へ高く投げて逃がします。
数をこなして平気になっただけかもしれません。
でも、毒があるわけじゃないし、刺してくるわけでもないので全然怖くないです。
セミをつかむとただ鳴くだけで、鳴いた振動を指に感じる、それだけの大したことない虫ですよ。
セミは目が悪く、さらに1分程度しか飛ぶことができず、飛ぶこと自体も下手くそです。
なので木がないところだと、人に突撃してきたり、窓や壁にぶつかったりして床に転がってしまいます。
羽を使う筋肉が背中側にあり、体の構造上背中が重いセミは、落ちる時に背中から着地してしまうのです。
だから床に転がっているセミは、仰向けの状態で見かけることが多いのはそのためです。
森など地面がデコボコしていたらつかむ場所もあり、起き上がりも容易にできるのですが、平らなコンクリート上だとかなりの体力を必要とします。
弱っていると起き上がることができずにそのまま・・・ということになります。
そこへ私たちが触ろうとしたときに、最後の抵抗をして暴れる(ようにみえてしまう)のです。
必死に生きているだけだと思うと、少しは平気になってきませんか?
では、また次回。