ひとり言

我慢の限界、即入院、即手術。

紹介状の日まで日にちがあり、おそらく入院になるだろうし持っていくものを準備したりしてました。

苦しくなるのは横になった時で、起きている間は少しはマシだったようです。

まだ1週間ほど日があったけど、大丈夫なのだろうと思っていました。

 

ですが、仕事中に突然母から電話があり、親父が朝から動悸と息苦しさがあり、顔が真っ青でとても状態が悪いから、タクシーに乗せて耳鼻咽喉科に連れていくとのこと。

この状況でそんな悪い状態でも親父は、救急車かタクシーかではなく、行くか行かないかを悩んでいたっていうから、我慢強いというか……なんなのでしょう。

 

耳鼻咽喉科の先生から、紹介状の日取りを早めてもらう連絡をしてもらい、総合病院へ向かうことになりました。

紹介状の病院へは、長男が必ず同伴してくれという話だったので、仕事を早退して耳鼻咽喉科から自宅を経由し準備していた荷物を持ち、病院へ連れて行きました。

 

総合病院で改めて診察を受け、今度は一緒に咽喉の画像を見ることができましたが……。

声帯を覆うほどの大きさのポリープってどれくらい?と全くピンとこなかったけど、これは酷い。

 

伝わるかわかりませんけど、喉の大きさをイメージして、直径5cmくらい〇があるとします。

その〇の9割くらいが全部ポリープ(というか腫瘍?)で塞がっている状態。

なんじゃこりゃと。

声帯見える見えないという話どころではなく、ほんの少しの隙間しかないの。

ググって出てきたどの画像よりも、親父のが酷かったです。

これで今まで食べられてモノが通っていたっていうから、ちょっと信じられません。

 

いつ窒息してもおかしくないといわれ、そのポリープをどうするか調べるよりも、まず空気を通るようにしなければならないと言われました。

即入院で、心電図やCT撮ったりなど検査した後、喉ぼとけの下を切開し気道確保する手術をすることに。

 

手術自体は3、40分くらいで無事に終了。

手術前の検査のほうが、院内をあちこち行ったり来たりしたので時間かかりました。

切ってるので、麻酔がきれ始めるとだんだん痛くなるし、カニューレ(気管切開して挿入した管)での呼吸したり痰を出すことなど、未知な状態で辛そうです。

声帯に空気が行かないので、声が全く出ません。

親父とは筆談でコミュニケーションを取ることになり、曰く「今までで一番しんどい」そうです。(胃がんの時も同じようなことを言っていたような)

 

かすれて聞き取りにくくても、声(音)って重要でしたね。

口の動きだけだと、まるでわかりません。

というか、紙に書く言葉がカタコトになるのは、何故なんだろう。

 

気道を確保し術後の経過をみてから、ポリープを調べて切除ということになるけど、喉頭がんの可能性が非常に高いそうです。

高齢だし、術後も声が出ない覚悟もしたほうがいいでしょうとのことでした。

 

というのが昨日の出来事で、今日は仕事終わりに母の実家へ保証人の名前をいただきにいったり、入院に必要な物を買い足したりしました。

ウイルス感染症のことがあり、基本的に面会禁止になっています。

術後はさすがに面会許可が下りましたが、個室には1人ずつしか部屋に入れませんでしたし。

今後は、荷物の受け渡ししかできないので、何かしてあげられることって少ないんですよね。

 

大河が始まったので渋沢栄一の本を買ってみたけど、親父が本読んでるの見たことないな。

本に興味が無かったり読まなかったりしたら、私が読もう。

では、また次回。